1月28日(水)

八丈島3日目
この日、私は渡れるものならどうしても下舘に渡りたかった
それと言うのも数を釣りにこの島に来た訳ではない
即ち一発大判の尾長グレを狙いたかったからなのだ。
それに一番近い磯は過去の経験上、ここが最高なのである。
しかも昨日の状況も悪くない、朝から画像の状態での釣りは
ほぼ理想通りと思えた。
余談ではあるが、この画像の様に、まるで洗濯機で掻き回した様な
真っ白なサラシがワンドを埋め尽くす状態が最高で大物の予感…
この日は私と久史がこの下舘に鳥打港からの徒歩で渡船。
Ken-Gは中根に渡礁、竹野は単独で石物狙いの小地根に降りた。
現時点で2人しか居ない下舘、のんびり支度をし私は最奥に釣り座を
構え開始する、すぐにもアタリがあり何やら異様に重い…
尾長の引きで無い事は間違い無いのだが、かと言ってイスズミの様に
も竿先を叩かない、まさか口太? にしたらきっと相当デカイ
などとアレコレ考えながらやり取りをするが浮いて来たら激しい抵抗
を始めた…(なんだよ、ササヨ(イスズミの現地名)かよぉ、、、)
浮かすと案の定、イスズミである、しかも結構なサイズ
仲間に手間を掛けさせすくって貰ったイスズミはなんと56cm…
重いっちゅーの! なんだよ50後半狙いで一発目からササヨの56かよ
なんて思いながら、でもなんだか今日は良さそうと意味不明な見解。
ところが次々とササヨの連続攻撃に若干、疲れ気味なところへ
一層、ウネリが高くなり最奥でしか釣り座が取れない程、波がぶつかって
来る様になってしまった。
午前11時を回った頃、久史が「今日は10時便も来ないし終日2人だね」
と声を掛けて来た  そう朝1便で八丈に来た方の為に10時に渡船を
してくれるので後から磯に来る方も多いのだ。
午後の釣りに期待も膨らみより真剣に釣りをするもコマセを撒くと
なにやらサラシに細長い影が沢山、、、ダツだ!
なんで?? こんなにダツが湧いてるのか理解に苦しみながら次に現れた
のがヤガラ…そして久史の竿を曲げたのが小さいカンパチ…?
これは水温が恐らく上がったに違いない、なんてこったササヨは益々
活性が上がり仕掛けを入れりゃササヨの繰り返しでアッと言う間に午後
3時を回った、残り40分ギリギリまで粘るが何も変化は無かった。
思い起こせば過去にも似た様な状況があった・・・その時は突然襲った冷水塊だったが今回は水温上昇?
とかく釣り人は釣れない事を何かの所為にする事が多い、私もその一人とも思えるが、最高な状況と思い描き
実は最悪だったというのは精神的ダメージが大きい。
勿論、腕の悪さもそれなりに踏まえてはいるのだが残念で仕方無かった。
この日の釣果=ゼロ、小地根の竹野はワサが数尾で1枚もまともなサイズが出ないと嘆き、Ken-Gは中根で
やはり玉砕・・・せめてもの救いは我々だけでなく小島全体が玉砕(メジナに関して)だった事。
これによりやはり海の状況も若干、変化してしまっていた事が理解出来た。
釣れない事をいつまでも悩まない私の仲間も今回ばかりは昨日が昨日だっただけに一晩でこんなにも
状況って変わってしまうんだねと話しながらも酒を飲んだら忘れていた(爆死

1月29日(木)最終日

最終日は帰りが3便ってこともありお気楽に底土港で私とKen-Gがカゴ釣り
竹野が石物狙いでお昼までの間、釣りを楽しんだ。
先端には波が被るがどうにか竿は出せたので私はストレス発散とばかりに
カゴを遠投して遊んでいた。
う〜む、ウスバハギしか食わん!(爆
しかも魚が乗ってない時はハリが無い・・・呆れて笑いが出てしまう
足元を見るとこぼれたオキアミにムロが寄って来たので釣って泳がせてみる
どんどん沖に出て行き気持ちが良いくらい真っ直ぐ沖に出て行った
100mくらい沖でウキが消えるがリールは無音・・・船も出港なので巻き取りを
開始すると妙に重い、お? ん? 根掛かりかよーーーーー!!!!
恐らくウツボか何かが食って根に持って行ったんだろうと推測される。
魚ならばリールが鳴くだろうし、イカなら根には持って行かない。
棚は竿1本なのでムロがどんどん潜って根に回ったとは考え辛い、
結局、またお前なのか・・・モロコ狙いでもないというのに、、、ウツボちゃん。
あぁ、、、最終日、朝 「大根」の渡船も考えたんだが時間も短く面倒なので
辞めた、無理して行けば釣れたのかしら?とパチリ(←)

先程釣ったムロが余っていたので今度は切り身にしていきなり胴付仕掛け
を作る・・・テトラ際を狙ってアカハタやら根物が釣れたらお土産にと糸を
垂らすが何も食わん、、、。(呆
どころかエサの切り身は正味1時間 ひと切れで足りた。
だって全くかじった形跡すら見当たらず付けた時のまんま。
おおおおおおーーーーどーーーなってるんだ八丈島ぁーーーーー!
と雄叫びも出そうな勢いだが、観光客が足元を洗う波の中、釣りをしてる
バカ供を撮影してたのでついつい笑顔でポーズをとってしまった。
一方、竹野君・・・アタリも皆無で早々に撤収準備を整え始める。
結局、最終日は暇なので堤防に顔出しただけって感じで撤収。



なんだか良い釣りなのか今回も悪い釣りなのかイマイチ、冴えない釣りではあったが
八丈島ともおさらばして来た・・・シーズンがシーズンだけに今回は期待していたのだが
なかなか思い通りには事が運ばないのが釣りでもあるし、まぁ次回に期待しよう・・・。
釣れたら色んな仲間に八丈のメジナを送ってあげようとも思っていたけど本当、そういう時って
上手くは行かないもんですねぇ〜(笑 
いい加減、私の身体も1週間の釣りでボロボロになりつつあるので2月まではのんびり・・・
あ! もうすぐ2月じゃん、、、でも流石にこの2回の釣行でお金も使ってしまったので
暫くはおとなしく生活しないといけなくなってしまったのです。(笑


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