材料…神津島産・モロコ 122cm 34kg

其の一>>まずは体表のヌメリを塩で取ってからウロコを取ります、その際 ウロコ剥ぎなんかでは到底出来ませんので柳刃包丁で
      右画像の様にウロコを削いでみました。
其の二>>両面ウロコを剥いだら今度はお腹にブスッ!
       ボロロンと内臓が出て来ます…(汗
其の三>>次に胸ビレの後ろから包丁を入れますが頭を落とす作業
       では無くこれは頭を付けたまま先に身を切り離す為です。
其の四>>早い話が3枚におろす作業と同じです、この様に尾身から
       身を持ち上げる様にしながら慎重に骨から剥がします。
其の五>>半身を卸し次にノコギリを使って頭を落とします、この時
      最初に出刃にて継ぎ目に切り込みを入れておくと便利。
其の六>>はい、頭が取れました(笑
      片目が無いのは魚拓の関係で今回は外してました
其の七>>残りの半身を骨から剥がし、3枚卸しを完成させます。
其の八>>そして頭部の解体、やわらかい部分は出刃で切り
      細かく分断するのはノコギリを使います。
其の九>>3枚卸しの骨身は背びれと腹ビレ部分を切り離し背骨は
      ノコギリで適度な大きさに分断しました。
其の十>>後は通常にさく取りして身を小分けしたり、3枚に卸した骨身から切り離した背ビレや腹ビレを細かく切り分けます
      当然、捨てる部分はウロコ以外何もありませんので大きなバケツを用意しアラはこっち、頭部のバラシはこっち
      ヒレ類はこっちと分けると後々、凄く便利♪
      頭部の硬い部分ですが皮部分のゼラチン質が煮込むと、とても美味く丁寧に処理して正解でした。(唇部分は特に美味い)
      内臓物で食道部分は出刃で背ごしし細かい繊維を全て除去、塩茹でしてから洗って細かく切り、煮込みます。
      
注意点としてエラを抜く際、歯の様な細かいトゲが沢山あるので気をつけないと手を切ります。
      それと「其の二」の時に胆嚢の様なヤバそうな臓物がありましたので慎重に外しました
      なんだか間違って潰してしまうと凄く臭そうな予感がしたので…(この手の物は身につくと匂いが取れない)。