釣行記の更新を久々にと思いPCに向かってみました
釣行記と言っても今回は、お題にもある様に「新たなる課題」と称して取り上げてみたい事があります。
まずは以下の画像をご覧下さいませ…。


当サイト内の「BIG GAME」で紹介してる
堤防専用の竿受け「最強ラーク17・改」です。
同じ会所属の堤防氏考案のこの竿受けですが
今回、ちょっと弱い部分を発見しました。
以前から何度も使用しエイやサメにも絶大な効果を
発揮していたのですが、7/7〜の大島釣行で
事件は起こりました。

7/7 大島・岡田港
深夜、その晩はいつもなら嫌になる程の
ウツボのアタリに仕掛けロストや交換で
イライラしてる筈が何も当たらず私の竿は
「沈黙の物干し竿」と化していました。
PM 11:30の満潮に向け、潮が差し始め風も
南の強風から西に変わり海が変化を見せ始めた
とたん…。

穂先のLEDライトが抑え込まれました
サバが釣れたのでエサを交換したばかり、久々の魚信に「おっ!」と期待が…
ポケットからグローブを取り出し装着も間もない頃、突如としてAWT尖閣80号が手元のホーンガイドから
90度にひん曲がり「ジャァァァ…ッ!!!!」と鳴きバネがなりドラグが滑って行きます。
慌てて竿を押さえ込みやり取りの体勢に入った瞬間、見えない相手は急遽、方向転換し左に走ります
私の位置から竿は左下がりの「つ」の字状態…止まる気配も感じさせずに暴れまくり恐ろしい負荷が
竿、リール、固定道具に圧し掛かっているのが容易に判断出来るほど。

そして  「グシャッ!」と妙な音がした次の瞬間、「バキッ!バキッ! ガチャーン」という音と共に
最強ラークが堤防の車止から外れました。
それでなくても重い竿とリールに固定具が付いたまま見えない相手に暴れられ、もうただの綱引き状態
竿を咄嗟に立てる事も出来なけりゃリールを巻く事も出来ません。
仲間のKen-Gと堤防で夜釣りを楽しんでいた観光客と地元の釣りをしていた元漁師が駆け寄り
手際よく手伝ってくれるもののラインは出る一方通行

耐える事、数分でしょうか
いきなり相手が止まります…まるでバレたかの様に竿がはじかれ糸フケまで出る始末。
私は思わず「あ、バレた!」と声に出しラインを巻き始めると相手はまだラインの先におり、走り出します
今度は沖に向かってトルクのある走り方。
「あ、エイだっ!!!」
過去の少ない経験からでもエイと判る引きを始めた相手にガックリと疲労が重なり超ショック…。
もっと最初から判り易い抵抗をしてくれよ!!!と感じつつも次に止まったらライン切りますと
周りの方々に宣言し落ち着くのを待ちます。
適度に走ると案の定、止まったのですぐさまナイフでラインをカット
ところが暫く止まっていた為、赤いラインはまだ切れた端糸が堤防にたれています

そして横には船を係留する巨大なビットが…
「縛っちゃおっか!」と冗談半分に発言をしたら一同、「うんうん!魚見たい!エイでも何でも!」
ラインを手繰ると充分、巻けるだけのラインが手繰れKen-Gが何故か「モヤイ結び」を始めました(爆)
勿論、走り始めたらすぐに手が離せるように配慮しながら…
運良く(?)無事、完了  あとは堤防の見物客を交えて綱引きの始まりです
手繰って余ったラインを私が1周づつ巻きつけ大の大人3人で「ソ〜レ! ソ〜レ!」とやってます
抵抗を繰り返すも相手が引いたらこっちは手を離してビット任せ(笑
こりゃ先方も堪りません

時間の問題でとうとう姿を現した相手は正面だけでも私が両手を広げた程の巨大エイ
推定100kg以上のエイ君です
浮いてからは全員でも引き上げられない(ラインだった為)重さでギリギリのところでカットしバイバイです
とんだ七夕様の晩の出来事でした。

まぁ確かに大物でしたが今回の経験上、最強ラーク改は真下の突っ込みには格別な強度を発揮しますが
左右の強烈な負荷では画像部分がモロく、ここが割れると締め込んである部分に遊びが生じイッキに
道具ごと外れてしまいます。
残された頼みの綱は竿に結んであるザイルだけになってしまいますね…
画像では判りにくいのですが反対側のステンレス ステイも捩れが障じてました。
今後はこの部分を如何に改善して行くかが問題となります


堤防には傷を付けず(穴を開けず)、尚且つ巨大エイや化け物に負けない様な強力な竿受けを…
確かに難しい問題ではあると思いますが無い頭を絞って考えて行くつもりです
皆さんも良いご意見が御座いましたらご指導お願い致します!!!

                                              離島 太郎